丹沢・ニノ塔山腹で開催した第7回環境登山(パートⅠ)へ、28人の参加者が集まった。今回は在来植栽のケヤマハンノキに加え、シカの不嗜好植物とされるアセビとの混植を試みた。 植樹を行った場所は、正面の大山を臨む草原状の緩斜面で、周囲を雑木林に囲まれている。草原を横断するように獣道が幾筋かできており、ところどころ「蒐場」のような禿地が散在する。在来のような礫交じりの荒地ではなく、堀起こし容易な「土」斜面となって居るが、シカの食圧で木が育っていなかったように思われる。そのような場所に、ケヤマハンノキには幼齢木用の防獣ネット（ポリ乳酸繊維製　φ30㎝×2m）を設置し、アセビを交互に配置して、1～1.5mの間隔で植栽した。 植栽樹及び防獣ネットなど資材（100kg程）は菩提峠から約1時間の道程を手分けするなどして、現地まで運び上げた。時折そよ風が通り抜ける、陽ざしの中、植栽に鍬を振った。

苗の植栽をする参加者のみなさん

植栽を終えて